旧暦の10月。現在の10月下旬から12月にあたるこの期間は、

全国の八百万の神様が出雲大社(島根県出雲市)へ出かけてしまうと考えられてきました。

 

そのため、神様が出かけてしまう地では「神無月」、

神様がいらっしゃる島根では「神在月」とされています。

そんな特別な地、島根の中でも隠岐諸島は、古事記に登場するイザナギとイザナミが淡路島、

四国に次いで3番目に生んだ島であることから「神々の島」と呼ばれます。

さらに、小さな島でありながら4つの有人島に100社を超える神社を有する、たくさんの神様が住む島でもあります。

 

この「神在月」に、ぜひ隠岐を訪れてみてはいかがでしょうか。

 

 

【隠岐の神秘に触れる、旅のおすすめ情報をご紹介】

 

◇隠岐4島の「名神大社」

隠岐には、日本最古の全国神社リスト「延喜式神名帳」に記された神社がなんと16社もあります。

その中でも強い力を持つ神を祀る神社は「名神大社」と呼ばれ、隠岐では4社が選ばれています。

「神々の島」の中でも力が強いとされる4社、ぜひ巡ってみてください。

 

水若酢神社(みずわかすじんじゃ)/隠岐の島町

祀られている水若酢命は、隠岐の国土開発と日本護をされた神様。

本殿は国の重要文化財に指定されている他、「隠岐古典相撲」が行われる土俵も。

由良比女神社(ゆらひめじんじゃ)/西ノ島町

仁明天皇の時代(842年)官社に預かったとされる神社。

イカにまつわるユニークな伝説が残る。

宇受賀命神社(うづかみことじんじゃ)/海士町

祀られている宇受賀命はこの地の守護神。

その御子神が産まれた明屋海岸までの道には、「縁結び、子宝、夫婦円満」のご利益が。

伊勢命神社(いせみことじんじゃ)

例祭で催される「久見神楽」は県の無形文化財にも指定されている。

隠岐ならではの建築様式は必見。

◇隠岐の島町

牛突き

約800年前、隠岐へ御配流となった後鳥羽上皇をお慰めするために始めたとされる。

大迫力の牛突きは島が誇る伝承。

 

ローソク島遊覧船

島の先端に夕陽が重なる瞬間、ローソクに火を灯したように輝くローソク島。隠岐に来たらぜひご覧いただきたい絶景です。

岩倉の乳房杉

隠岐・島後の最高峰、大満寺山のうっそうとした森の中に佇む巨木。

あたりはひんやりと涼しく、神秘的な雰囲気が漂う。

壇鏡の滝

約40mの高さから雄滝・雌滝の二つの滝が流れ落ちる。

滝の間には壇鏡神社も。大きな杉が立ち並ぶ参道も幻想的。

◇西ノ島町

焼火神社

江戸時代から海上安全の神として全国に知られていた神社であり、国の重要文化財でもある。

木造では隠岐全体で最も古い神社であるといわれている。

◇海士町

隠岐神社

昭和14年、後鳥羽上皇の崩御700年に合わせて建てられた比較的新しい神社。周辺には「後鳥羽院資料館」なども。

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神々が集うこの季節に、map片手に隠岐の神秘的なスポットを巡ってみてはいかがでしょうか。